ページ番号 1032926 更新日 令和3年11月8日
令和3年10月3日(日曜日)、総合公園水泳場において消防団員161名が参加し、都市型水害対応訓練を実施しました。
この訓練は、近年、大型化する台風や局地的な豪雨災害に起因する都市型水害への対応能力の向上を目的とし、昨年度実施した基本的な訓練に引き続き、より実戦に近い形で実施したものです。
各分団に配備された救命胴衣や胴長靴の着装方法の確認など、基本的な訓練を行いました。
胴長靴に水が侵入した場合、重さのため身動きが取れなくなることで転倒の危険があり、転倒した場合には、泳ぐことが難しいため溺れてしまいます。胴長靴着装時は必ず救命胴衣を着装すること、流れのない浸水地域での活動を基本とする等の注意事項を確認しました。
野田市消防団では、令和2年度消防団設備整備費補助金を活用し、救命用ボート16艇を消防団各方面隊に配備しました。風水害時に迅速な対応ができるように、基本的な取り扱い方法を確認しました。
[画像]救命用ボート組立訓練の様子(154.3KB)浸水した地域において、逃げ遅れた人や避難困難者を安全確実に救出する方法を確認しました。要救助者の命綱となる救命浮環の投てき訓練や不安定な救命用ボートへの救出訓練、更には車椅子を使用している要救助者を想定し車いすごと要救助者を救命用ボートへ救出する訓練を行いました。
[画像]救命浮環投てき訓練の様子(164.9KB) 救命用ボートは、災害弱者である要配慮者及び避難行動要支援者など、介添え歩行が困難な要救助者等を救出する場合に有効です。
入水による活動は、段差やマンホール等に足を取られ転倒・転落する危険があることから救命胴衣の着装は必須で、足下を長尺物(とび口、オール、竹竿等)で確認しながら慎重に行うことが重要です。
風水害は広域で同時多発的に発生することから、緊急時には、避難が困難な方や逃げ遅れた方から短時間に多くの救助要請がある事が想定されますが、消防隊のみですべての救助要請に迅速に対応することは困難です。しかし、過去の風水害では、地域の消防団の協力や民間の船舶等が救助にあたったことで、早期に救出することができた事例もあります。
消防団においては、今後も更なる災害対応能力の向上を目指し、「自らの地域は自らが守る」という郷土愛護精神のもと、地域の防災のリーダーとして市民の生命・身体・財産を守るという使命感をもってその責務を果たしてまいります。
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消防本部 警防課
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