ページ番号 1036397 更新日 令和5年1月19日
令和4年11月12日、13日の2日間にわたり、静岡県において、第6回目となる緊急消防援助隊全国合同訓練が行われました。消防庁では、緊急消防援助隊の消火・救助技術や指揮・連携活動能力等の向上を図ることを目的に、創設以来5年に1回、全国の緊急消防援助隊が一同に会して行う全国合同訓練を実施しています。
今回の訓練は、近年、発生が危惧され大きな被害が見込まれている南海トラフ地震を想定し行われたもので、すべての都道府県から部隊数約 700 隊、参加人数約 3,000 人の緊急消防援助隊が集結したほか、地元消防団、警察、自衛隊、海上保安庁、DMATなどの複数の関係機関が参加し、過去最大規模での訓練となりました。
野田市消防本部からは、今回が初めての全国合同訓練への参加となり、5名の特別救助隊員が千葉県大隊救助小隊として派遣され、「複合建築物火災対応訓練」や「毒劇物漏洩災害対応訓練」に参加しました。訓練では、普段は活動を共にすることのない都道府県の部隊と情報の共有を図りつつ連携した活動を行い、緊急消防援助隊としての技術の向上や連携活動能力の強化に繋がる大変有意義な訓練となりました。
[画像]出発式の様子(61.3KB)令和4年11月29日、30日の2日間にわたり、埼玉県において、令和4年度緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練が行われました。本訓練は、全国を6つのブロックに区分し、ブロックごとに毎年実施しているもので、野田市消防本部からは、千葉県大隊救助小隊として、水難救助隊及び特別救助隊の7名が参加しました。
今回の訓練は、埼玉県中部を震源とするマグニチュード8.1の地震が発生し、埼玉県内で震度6強を観測したとの想定の下、会場を4箇所に分けてさまざまな訓練が行われました。野田市消防本部が参加した「浸水災害救助訓練」では、令和2年に総務省消防庁から本市に無償使用制度より配備された高機能救命ボートを活用し、浸水により建物に取り残された多数の要救助者を、徹底した安全管理の下、迅速に救出しました。
高機能救命ボートは、がれき等がある場面でも航行可能であり、多数の要救助者を一度に救出することができる膨張式の大型ゴムボートで、船首パネルを開閉することで車椅子等をそのまま乗船させることも可能であることから、大規模水害による浸水地域において大きな力を発揮します。
訓練では、野田市消防本部が高機能救命ボートで救出した多数の要救助者を、岸で待機する他市の陸上隊へ引き渡す形で行われ、複数の消防本部が協力したことでスムーズな活動を行うことが出来ました。改めて、大規模水害における高機能救命ボートの有効性と他市消防本部との連携の重要性を実感する訓練となりました。
[画像]浸水災害救助訓練の様子(108.0KB)緊急消防援助隊は、平成7年の阪神・淡路大震災を契機に同年に創設され、その後発生した大規模な災害に対し、これまでに全国で43回の出動実績があります。野田市消防本部においても、平成23年3月に発生した東日本大震災の際には、緊急消防援助隊千葉県大隊として、救急隊と後方支援隊が福島県福島市に出動しました。
野田市消防本部では、下記のとおり7台の車両が緊急消防援助隊に登録されており、出動の要請があった際には、必要な車両が選定され、被災地に出動します。
小隊種別 |
車両種別 |
登録車両 |
---|---|---|
消火小隊 |
水槽付き消防ポンプ自動車 | 野田水槽1号、野田北水槽1号 |
救助小隊 |
救助工作車2型 | 野田救助1号 |
救急小隊 |
高規格救急自動車 | 野田南救急1号、野田関宿救急1号 |
後方支援小隊 |
支援車2型 | 野田災対1号 |
特殊装備小隊 |
はしご自動車 | 野田梯子1号 |
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