足趾力を鍛えよう

ページ番号 1048974 更新日  令和7年10月10日


[画像]東京理科大学 柳田信也教授(48.4 KB)

 

骨の端には「関節軟骨」と呼ばれる組織が存在し、関節の働きを滑らかにし、衝撃を吸収するという重要な役割を果たしています。関節軟骨の表面は柔らかく滑らかで、関節のスムーズな動作を支えています。この関節軟骨は「硝子軟骨」とも呼ばれ、わずかな軟骨細胞と、主にコラーゲン、プロテオグリカン、水分などで構成される軟骨基質から成り立っています。そのなかでも、水分はこの軟骨全体の70から80%を占めており、軟骨に柔軟性と弾力性を与えています。しかし、関節軟骨には血管が存在しないため、一度損傷を受けると自然に回復することが難しくなります。修復されたとしても、元の硝子軟骨に戻るわけではなく、機能の劣る「線維性組織」に置き換わってしまうことが多いと言われています。その結果、関節の痛みや違和感、水がたまる(関節水腫)といった症状が現れ、最終的には変形性関節症へと進行するリスクが高まります。こうした問題を防ぐためには、適度な運動で関節周囲の筋力を維持し、軟骨への過度な負荷を避けることが大切です。痛みが無い場合でも、運動方法によっては知らず知らずのうちに軟骨に負荷がかかっている可能性があるため、自分が日常的に実施している運動を見直してみることも重要です。

 


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