野生の動植物を見かけたとき
ページ番号 1010995 更新日
平成30年9月19日
野生鳥獣の捕獲や植物の採取について
野生の鳥獣や植物を捕獲・採取する際にはご注意を
- 野生鳥獣の捕獲
野生鳥獣の捕獲及び鳥類の卵の採取は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により、原則禁止されています。
- 特定外来生物の捕獲等の制限
野生の動物のうち、例えば「アライグマ」や「カミツキガメ」、または植物のうち、例えば「オオキンケイギク」や「アレチウリ」などは、特定外来生物に指定されており、みだりに捕獲・採取し移動させたり、飼育・栽培することが法律により禁止されています。
このため、違法に野生の鳥獣や植物を捕獲・採取したり、飼育した場合は、法律により厳しい罰則を科せられる場合がありますので、ご注意ください。
弱っている野生鳥獣を見つけたら
野生動物を保護する前に
ケガをしたりして弱っている野生の動物をみつけても、むやみに保護したりしてはいけません。
弱っている動物を見かけたとき、多くの方が「かわいそう」、「助けてあげたい」と感じるのは当然かと思います。
しかし、野生動物は厳しい自然環境の中で生きていますので、多くは寿命が尽きる前に他の動物に食べられたり、餌が取れない、病気に罹るなど衰弱して死んでしまいます。そして、衰弱した個体、死骸は他の動物の重要な餌となり、次の命に繋がっていきます。そうした自然本来の姿を人が関与することで乱してしまう場合もあります。
保護する前に自然環境全体のことを考えたうえで、本当に保護すべきかどうかお考えください。
ヒナを拾わないで
春から夏にかけては野鳥たちの繁殖シーズンです。この時期は、地面に落ちて迷子になったように見えるヒナを見かけることが多くなる季節です。しかし、その子たちは必ずしも迷子になっているとは限りません。
巣立ち直後のヒナはうまく飛べません。何らかの理由で巣から落ちたり、親鳥とはぐれてしまったりしたのかもしれません。また、近くに親鳥が見当たらない場合でも、しばらくするとヒナの元に親鳥が戻ってくるものですが、人間がヒナのそばにいると近づけません。
ヒナは、巣立ち直後もしばらくは親鳥と一緒に過ごし、飛び方やエサの取り方、外敵からの身の守り方など、さまざまなことを学びながら一人前になります。人間が親鳥に代わってこれらのことを教えることはできません。ヒナが「落ちている」あるいは「一羽でいる」ところを見つけても、近くの安全な草むらや木の枝などに移してあげるなど、ヒナが親鳥の元に戻れることを第一に考えて、ちょっとした手助けにとどめることが大切です。
弱っている鳥獣を保護する際の注意点
野鳥を許可なく捕まえたり飼養することは、傷病鳥獣の保護が目的の場合であっても「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により禁止されています。保護された場合は、必ず千葉県環境生活部自然保護課あるいはお近くの地域振興事務所にご連絡ください。
千葉県環境生活部 自然保護課
電話番号 043-223-2107
東葛飾地域振興事務所 地域環境保全課
電話番号 047-361-4048
今まで見かけたことの無い動植物を見かけたら
外来生物(特定外来生物)について
今までに見かけたことの無い動植物を見つけたら、それは、もしかすると「外来生物」かもしれません。
- 外来生物とは
外来生物とは、もともとその地域に生息していなかったが、何らかの理由で持ち込まれ生息・定着した生物のことです。外来生物は海外から持ち込まれた生物はもちろんのこと、日本国内の他の地域から持ち込まれた生物も含みます。
愛玩用や食用として人為的に持ち込まれたもの、人や物の流通のときに混入し持ち込まれたと考えられるものなど、外来生物が持ち込まれた原因はさまざまです。
- 特定外来生物とは
外来生物のうち、海外原産の生物が日本国内に侵入した後定着し、生態系や農作物に被害を及ぼしたり、人の生命・身体に危険が及ぼす、またその可能性があるものは「特定外来生物」として指定されています。
特定外来生物は、かつてペット・観賞用として飼養されていた動植物や食用として輸入された動植物が、逃げ出したり、安易に野外に放されたりしたことにより野生化し、繁殖・定着することで周辺の自然環境や生態系を一変させたり、人間に危害を加えたり、農作物に被害を与えたりしています。
- 外来生物による影響や被害の防止のために
ペットや観賞用の動植物は、その所有者がその最期まで責任をもって管理(飼育・栽培)することが大切です。世話ができないからといって、捨てたり、野外に放してはいけません。また、むやみに野外から持ち帰って飼育・栽培した動植物が逃げ出したりすることで、将来、周辺の自然環境や生態系を一変させたり、人間に危害を加えたり、農作物に被害を与えたりする可能性があります。
特定外来生物については、こちらのページをご覧ください。
注意が必要な外来生物
外来生物は、現在法令等により特定外来生物などに指定されていない生物であっても、今後、生息範囲を広げ、自然環境を一変させ地域の生態系に影響を与えたり、生活環境や農産物への被害を与える可能性があります。
全ての外来生物が害悪をもたらすとは限りませんが、近頃、生息範囲が拡大していたり、見かける機会が増えている動植物には注意が必要です。
外来生物を見かけても、むやみに
- 捕獲・採取したり
- 給餌・飼育したり
- 別の場所に移したり
しないことが大切です。
ナガミヒナゲシ
[画像]開花後のナガミヒナゲシの画像(402.6KB)
特徴など
- 地中海沿岸が原産で、国内では1961年に東京で発見された後2000年代に入ってから爆発的な勢いで広がり、今では初夏の景色の1つとして定着しています。
- 4月から5月頃一斉に開花します。花の大きさや花びらの枚数は環境によってさまざまに変化します。
- 1つの花から膨大な数のタネができ、すさまじい繁殖力を見せつけています。
注意したいこと
- ナガミヒナゲシは、「特定外来生物」に指定されておらず、また「生態系被害防止外来種リスト」にも掲載されていませんが、種を多く作り拡散させるため、周囲の植物の生息域を脅かす可能性があります。
- 根から他の植物の生育を阻害する成分を分泌するといわれており、周囲の植物の生育に影響が及ぶ可能性があります。ご自分が大切に育てている植物のそばで見つけたら、速やかに抜き取るなどの対処をお勧めします。
ナガミヒナゲシの特徴などは、以下の資料もご覧ください。
ハクビシン
[画像]ハクビシンの画像(87.5KB)
特徴など
- ネコ目ジャコウネコ科。頭部には額から鼻にかけて白い筋があります。
- 夜行性で主に夜間に活動します。
- 身体能力が高く、木登りが得意で電線などを伝って高所を移動することもあります。
- 特に果物を好むといわれていますが、雑食性で生ゴミをあさったりすることもあります。
注意したいこと
- 庭や軒先などにエサとなるものがあると侵入を誘発する原因となりますので、家庭菜園で育てているものは早めに収穫したり、生ごみなどを放置しないよう、注意してください。
- 身体能力が高く、高所の移動も得意ですので、周囲の電線や樹木の枝などが敷地や建物への侵入経路とならないよう、注意してください。
- 5センチメートル程度の隙間であれば、簡単にすり抜けることができるといわれています。屋根や床下の通気口などに損傷か所があると、侵入され、棲みつく原因となることが考えられます。
- 自宅の屋根裏などに侵入されてしまった場合は、ハクビシンを駆除するだけでなく、侵入された原因を改善しないと再び侵入される可能性があります。専門の業者に相談して対策することが必要です。
ハクビシンの特徴、生態などは、以下の資料もご覧ください。
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このページに関するお問い合わせ
自然経済推進部 みどりと水のまちづくり課
電話:04-7123-1195
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