ページ番号 1010931 更新日 令和3年4月1日
世界保健機構(WHO)は、コンゴ民主共和国におけるエボラ出血熱の発生及び感染が拡大していることを受けて、日本時間の令和元年7月18日、この事態が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)に該当することを宣言しました。
エボラ出血熱は、主として患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染する疾病です。これまでに、アフリカ中央部やアフリカ西部で発生し、平成30年にコンゴ民主共和国で発生し、北キブ州、イツリ州で、令和元年6月現在2,000名を超える患者が発生しています。令和元年6月にコンゴ民主共和国の隣国のウガンダ共和国でも発生しました。
症状は発熱、疼痛、無力症が多く、2、3日で急速に悪化し、死亡例では約1週間程度で死に至ることが多い疾病です。
発生地域へ渡航される際は、外務省の海外安全情報のホームページなどで現地の最新情報を確認の上、基本的な衛生対策(手を洗う、病人・動物との接触を避けるなど)を行い、エボラ出血熱などの感染症にかからないように注意してください。
また、発生地域から帰国し、疑わしい症状がある場合には、早期に医療機関を受診してください。
主に患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)に触れることにより感染します。感染したサルなどの動物の血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触でも感染する可能性があります。また、流行地域の洞窟に入ることは、感染したコウモリと接触するおそれがあるため感染リスクとなります。
2日から21日(平均約1週間)と言われています。
発症は突発的で、発熱(ほぼ必発)、疼痛(頭痛、筋肉痛、胸痛、腹痛など)、無力症が多いと言われており、出血を伴うこともあります(出血は主症状ではないことも多いです)。2、3日で急速に悪化し、死亡例では約1週間程度で死に至ることが多いです。
エボラ出血熱に対する特有の薬は見つかっておりません。対症療法となります。
流行している地域への旅行を控える、止むを得ず流行地域に行く場合、野生動物や患者に直接触れないこと、洞窟に入らないことが重要です。
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健康子ども部 保健センター
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