堤台子育延命地蔵尊の間引き絵馬(つつみだいこそだてえんめいじぞうそんのまびきえま)

ページ番号 1000583 更新日  令和元年7月31日


[画像]堤台子育延命地蔵尊の間引き絵馬の写真(34.8KB)

間引き絵馬がつくられた背景には、江戸時代の度重なる飢饉や凶作による貧困があると考えられます。当時広く行われていた間引きの風習によって人口が減少したため、民衆を教化する策として間引きを戒める絵馬や絵図などがつくられました。
幅136センチ、高さ77センチの額に、間引きを戒める文章と、産まれたばかりのわが子を手にかける産婦と地蔵菩薩が子どもを天界へと導く様子が描かれており、銘には「文久3年(1863)愛山」とあります。
作者の小林愛山は現在の野田下町付近で愛山塾という私塾を開いていたとされ、上花輪の長命寺には寺子によって建てられた墓があります。
間引き絵馬は県内でも数点という稀少さとともに、描かれている図柄も当時の出産習俗を細かく表現していて、民俗学的な価値も高く貴重な資料といえます。
平成22年に野田市の『有形民俗文化財』に指定されました。
毎月24日の延命地蔵のご開帳に合わせて公開します。

 


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