ページ番号 1000591 更新日 令和元年7月31日
茂木本家は江戸時代から野田の地で醤油醸造を営んできました。茂木本家住宅は十一代茂木七左衞門氏が宮大工の流れを汲む建築家の佐藤良吉氏に設計を依頼して、関東大震災後の大正15年(1926)に建築されました。
書院棟と居住棟及び玄関棟から構成され良質な和風住宅である主屋を中心とし、南に庭園、東側に南蔵・北蔵、西側に旧仕込倉や旧米倉、稲荷神社、北には旧漬物倉や旧門番棟が配され、周辺は北側道路に面する正門、柿渋を防腐塗料に用いている板塀と、経済産業省により近代化産業遺産に認定された煉瓦塀で囲まれています。
大正15年の建築当時(一部それ以前の建造物が含まれますが)の建造物がほぼ遺されており、昭和初期の醤油醸造家の住宅としての要素の全てがこれだけまとまって遺存している例はなく、貴重な建造物群です。
平成22年に主屋をはじめとする歴史的建造物等13件が国の『登録文化財』になりました。
現在も所有者と家族の方々の生活の場となっておりますので、内部は見学できません。
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