ページ番号 1015915 更新日 令和6年10月9日
令和6年10月3日(木曜日)、埼玉県内において麻しん患者の発生を確認しました。
当該患者は、海外渡航歴がなく感染源が不明です。
また、上記患者の接触者について、10月5日(土曜日)に麻しんと診断されました。
当該患者は、越谷市内の商業施設の利用があったことが確認されております。
麻しんを疑う症状が現れた場合には、速やかな受診をお願いします。
医療機関受診の際は、医療機関への事前連絡及びマスクの着用を徹底いただくとともに、周囲の方へ感染を広げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。
麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。麻しんウイルスの感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100パーセント発症すると言われています。
麻しんの感染予防として最も有効な手段は麻しんワクチン(一般的には麻しん風しん混合(MR)ワクチン)の予防接種です。ワクチンを1回打つことで95パーセント以上の人が麻しんに対する免疫がつき、確実な免疫を得るためには99パーセントの人が免疫がつくと言われる2回の接種が望ましいとされています。
感染すると、10日から12日の潜伏期間(症状のない期間)を経て、38度程度の発熱、風邪のような症状(上気道炎、倦怠感)が出現します。その後、高熱(多くは39.5度以上)となり、耳の後部や首のあたりから始まる発疹が出現します。その後多くは7日から10日で回復します。
有効な治療薬はないことから、症状を和らげる治療(対症療法)が行われます。
麻しん(はしか)は感染力が非常に強く、予防接種が唯一の予防策となります。これまでに麻しん(はしか)と診断された方も、予防接種歴「なし」あるいは「不明」の方が多く報告されています。
定期予防接種の対象年齢の方は、早めにワクチンを接種しましょう。
1歳になったお子様は、お誕生日になったらすぐに麻しん風しんワクチンの接種を受けましょう。
小学校就学前の1年間です。
「麻しんにかかったことがなく、ワクチンを1回も受けたことがない方」は、かかりつけ医に御相談下さい。なお、麻しん含有のワクチン(MRワクチン、麻しんワクチン)の接種歴は母子健康手帳で確認できます。
母子健康手帳等で麻しんにかかったことや予防接種歴が不明な方は、抗体検査を検討してください。
医療従事者や学校関係者・保育福祉関係者、海外旅行・出張される場合には、かかりつけ医に麻しん風しんワクチン接種について御相談下さい。(ただし、妊娠中の方は、ワクチン接種を受けることが出来ません。また、麻しん風しんワクチンは生ワクチンですので、妊娠されていない場合であっても、接種後2か月程度の避妊が必要となります。)
健康子ども部 保健センター
電話(母子保健係):04-7125-1188
電話(健康増進係):04-7125-1189
Copyright (C) City Noda, All Rights Reserved.