ページ番号 1028951 更新日 令和3年1月26日
令和2年11月2日、30日、12月7日の3日間、野田自動車教習場を借用し、消防、救急隊員の安全運転研修会を行いました。この研修会は、消防車や救急車と呼ばれる緊急車両は特別に作られた車であり、運転席に座ると見えない場所(死角)が普通車とは違います。そのため緊急車両を運転する時の注意点、また、ハンドル操作の確認を行い、運転技術の向上を目指すため実施したものです。
消防車の運転席に座り見渡すと、消防車の周りに置いてある三角コーンとその内側(消防車側)は何も見えません。置いてある三角コーンから内側の見えない場所を「死角」と言います。
運転席からサイドミラーを使用して見ると、車両後方の三角コーンから内側の見えない場所(死角)は確認できるようになりますが、消防車の前に置いてある三角コーン3本の内側は見えないままです。
救急車の運転席からの見えない場所(死角)は、このような場所となります。
もし、この「死角」となる場所に、人や車、壁や電柱があり、気がつかないまま運転してると、衝突事故や巻き込み事故を起こすことになるため、常に周りに注意を配りながら運転する必要があります。
教室を借用して座学も実施しました。運転時に起こりえる危険な事象を理解させ、危険余予知能力を高めました。受講生の中には、運転免許を取得し32年経過しているベテラン隊員もいましたが、「交通事故は、一瞬の気の緩みで発生するので、緊張感が大切!」と初心に帰っていました。
普通車の感覚でハンドル操作をすると後輪が縁石にぶつかり曲がりきれません。消防車両は少し遅めにハンドル操作をするのがポイントです。
消防車や救急車は、車両後部が全く見えません。サイドミラーだけを見ながら後退をしていると、追突する危険が増えます。また、救助、救急資機材を積載する関係上、車高が高く作られており、車両の上側に衝突する物がないか、特に注意をする必要があります。
ですから、消防車両や救急車両を移動させる時は、車両の周りに隊員をつけ、前進も後退も絶対に1人で運転しないように指導しています。
S字路やクランク路など狭い場所の進行や、後退時など、車両に乗っている隊員が積極的に降り誘導するなど、「絶対に事故を起こさず、いち早く災害現場に到着をするんだ!」と、参加者全員の意識づけができました。
これからも、災害、救助、救急現場で市民の安全を守るため訓練を継続します!
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消防署
電話:04-7124-0119
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