ページ番号 1049497 更新日 令和7年11月25日
11月22日(土曜日)に、三ツ堀里山自然園で「ニホンアカガエル」の産卵地を保全するため、湿地の草刈り作業を行いました。
千葉県レッドデータブックで最重要保護生物に指定されており、県内では絶滅の危機に瀕しています。
同種は1月から3月にかけて冬眠から目覚め、ほかのカエルより一足早く産卵後します。
そして、あたたかい春がくるまで二度寝するという面白い生態をしています。
また、産卵する場所は日当たりが良く、田んぼやため池などの水深が浅い止水を好みます。
市内でも限られた場所にしか生息しておらず、その内の1つである三ツ堀里山自然園では、自然保護団体“三ツ堀里山自然園を育てる会”が湿地の草刈りや“ふゆ水田んぼ”(冬期に水をはること)を行うなど、環境整備に取り組んでいます。
また、昨年の「SDGsエコ作戦」で初めて整備をお手伝いしたところ、例年250個ほどの卵塊数が、600個以上に増加するという嬉しい成果が得られました。
今年も産卵前に、皆さんの力をお借りして環境整備にチャレンジ!
産卵場所に適している池は、作業前はヨシが生い茂り、水面がほとんど見えない状態でした。
1人ずつカマを持ち、地道に刈っていきます。
作業中はあたたかい日差しがふりそそぎ、暑いくらいでした!
[画像]作業(126.9 KB)足下がぬかるみ、足場を確保するのも一苦労でしたが、あえて池の中に入って作業するたくましい参加者さんも!
草刈りの前後の様子は、一目りょう然!
[画像]作業前(123.1 KB)50分ほど草刈りを行うと、池の水面がはっきり見えるようになりました!
自然園では、毎年2月から3月にかけて卵塊が確認されるため、今年も楽しみに待ちたいと思います。
今回は、晩秋の香りを楽しんでいただこうと、“三ツ堀里山自然園を育てる会”が栽培した「フジバカマ」を使った匂い袋をご用意しました!
フジバカマは“秋の七草”のひとつで、可憐な紫の花を咲かせ、ほのかに“桜もち”のような甘い香りがします。
古くは奈良・平安時代から親しまれてきたそうです。
ぜひ、月日が経つにつれて移りゆく香りをお楽しみください。
[画像]フジバカマ(294.2 KB)
今回も多くの方にご参加いただきました。
皆さんありがとうございました!
活動をつうじて、ニホンアカガエルのことや、絶滅に瀕している身近な生きものの保全について、
関心を深めていただけたら嬉しいです。
また、身近な生きものや自然だからこそ、私たちに出来る保全活動があります。
これからも市内の豊かな自然を、一緒に守っていきましょう!
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